普通の体育会系だった女の話
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
お題とか初めて。でも興味を惹かれたから自分のこと書きます。
インターネット
これを書くと現代っ子だなぁ~と思われると思うし
むしろ今では普通かもしれないけれど
私が初めて携帯電話を買ってもらったのは小学3年生の頃だ。
今では驚かれもしないかもしれないけれど、当時は周りに一人もいなくて
恐らく通っていた小学生では1番だったと思う。
上級に上がってこればメールを出来る友達が増えてきて
いつしか欠かせない連絡手段となっていた。
もう一つ、クラスのヲタク系男子と一緒に遊んだ際(当時は全然オタクじゃなかった)
面白いインターネットのサイトを教えてもらった。おもしろフラッシュ倉庫だ。
昔から父が家でPCを触っていて、それを眺めたり
時には触らせてもらって遊んでいたので、ローマ字打ちは当時から出来た。
ポストペットで同じPCからお父さんとだけやりとりをしていた。
PCに馴染みがあったこともあり、おもしろフラッシュ倉庫は大変ハマった。
流石に今全部ネタ言えとか歌えとか言われても全部は覚えてないけど
好きなネタは何度も見ていた。
思えばそういった文化に触れたきっかけはここだなと感じた。
SNS
中学一年生の夏、部活動に励んでいたけれど
ぶっちゃけて言うと虐められてた。
多分春から虐められていたんだけど、
夏休みの練習中に何となくそれが自分の中でも明らかになった。
そんな時、小学生からの友達や何人かからモバゲーの招待が届いた。
昔仲良くしてもらった憧れのお姉ちゃんからも来たこともあり
みんながやってて怪しいものじゃなければ大丈夫か~と登録したけど
まぁのめり込んだ。すごい勢いで。
そこには同級生や同じ中学の先輩が既にたくさんいて
名前に学校名が入っている人もいた。あほ
自分のことを虐めている部活の子にこんなところまで鉢合いたくない気持ちで
適当なハンドルネームで登録したことは覚えてる。
それから実はずっと小学校から好きだったとてもシャイで
とてもメールアドレスとか聞けないような男の子と繋がってやり取りをしたり
日記でリレーをしたり、全然知らない他の部活の先輩と繋がったり
部活は結局最後まで辞めなかったけれど
登録から3ヵ月もしないうちに現実の虐めてくる人間なんてどうでもよくなって
モバゲー内で色んな人とやりとりした。(まぁほぼ同じ中学の人だけど)
きっと当時はそこに居場所があるようで心が苦じゃなかったんだろうな
井の外とは
なんというか、中学生当時のノリというか、若さというか
ある時隣の中学の同じ部活の子のアカウントを見つけたことから
そういう地域的なコミュニティだったかに入っただったかで
他校の友達がどんどん増えていった。
実は今までの大会会場でもしかしてすれ違ってきたのかな…
と思うとわくわくした。
「今度の○○の大会出る?」「自分は応援と補助員だけどいるよ」「出場するよ」
なんてやり取りもしたし、大会会場内のスペースで待ち合わせしてちょっとお話したり
今思えばオフ会その頃からガンガンしてたということになるな……
ここまで来る頃には、本ッ当に虐めてきてる同級生のことなんか
どうでもよくなっちゃってむしろ別に競技自体自分で精一杯頑張れば
それでいいや~みたいな気持ちだった。なにせチーム戦に恵まれないので。
それでもあれこれ頑張っているうちに同級生たちには認められ虐めは消え
それはそれとて夜になればネットで誰かとお話したりしてた。
モバゲーの中の2chコミュニティを覗き始めて
オタクみたいな人たちって面白いんだな…ってサブカルに触れたのも
モバゲーがキッカケだった。
深夜アニメなんて見たこともなかったし全然詳しくなかったけど
なんかそういう友達も増えた。
色んな世界があって、色んな人いるし、自分が知らない面白いものって
まだまだたくさんあるんだな~って。もうこれが一番の学びなんだけど
さて、文章が思ったままだらだらになりがちですが
一番印象に残っているのは日記機能
昔からこう、思ったことをそのままだらだら書く癖があって
自分の気持ちや感じたことをアウトプットするのは好きなんだけどとにかく長い。
もう長いのはあきらめてるんだけど
嬉しかったこと、友達と遊んで楽しかったこと、部活で記録が出て嬉しかったこと、
逆に記録が出ず悔しかったこと、母が亡くなって悲しかったこと
時折消えてなくなりたい気持ちになったりすることも前向きに頑張るぞーな日も
全部そこにしたためていた。
文字にして入力して、それを公開して誰かに見てもらって
共感してくれたり応援してくれたり笑わせてくれたり
そんな空間がすごく好きだった。
今まで恵まれてきたけれども、
一歩間違えれば変なおじさんにストーキングされるのだって
全然あり得ることだと思う。
現在
現在って言ったけど、高校生の時に友達に教えてもらってツイッターを始めた。
始めはなんやこれ?HP文化のリアル(24)って感じ?
って思ってたけど、自分の好きなことだけじゃなくて
フォローしている人が気に入った投稿をシェアする形(RT)
面白いのかな~と思いつつ、一緒にバンドのライブに行く友達を作ろうと思って
始めたのがきっかけだった。
まぁ結局オタク文化にどっぷりなのですが
バンド好きお姉さんの友達作るより圧倒的にオタクの友達が多くなったけれど
それでも楽しかった。何度もいわゆるオフ会したし
学生の自分が可愛がられるようなお姉さんたちとのオフ会も楽しかったけど
若さ故に色々失敗や失礼をしたなーって思うのは今でも当時の失敗をかみしめてる。
ずっと仲良くしていたかったのに離れてしまったり(私が粗相をしている可能性)
それでもずっと繋がってくれているフォロワーもいたり
正直私は今までネットでの色々な出会いに大変恵まれてきた。
いい人と友達になることも、反面教師になるような大人も
もちろん危険だ、という大人の気持ちもわかる。
年下の可愛いフォロワーが変な男に引っ掛けられたら悲鳴上げちゃう。
それでも自分は今までもこれからもしばらくは
インターネットを通じた友達を大切にしていきたいし
機会さえあれば、いつもありがとうと伝えたい。